
IELTS試験まで時間がないけど、少しでも、0.5でもスコアを上げたい・・・。
何をすれば一番効果的に、スコアを0.5でもあげることができるのでしょうか?
逆に直前にやっても意味のないことは何でしょうか。
IELTSの試験直前にやれるリスニング、リーディング、ライティング、スピーキング対策とは?
IELTS 試験直前の対策
① IELTS試験本番の流れに慣れておく
まずは、IELTSの試験の1週間前に自分で模擬を行うと効果的です。
朝早く起きて、本番の試験時間通りの順番(ライティング→リーディング→リスニング→スピーキング)で問題を解いてみます。
模試の途中でトイレに行くことも控えましょう。
自分で本番通りのスケジュールの模擬を行っておくと、試験当日の流れをしっかりと頭の中に入れておくことができます。
初めてIELTSを受験する方は特に、緊張などが原因で、実力を100%出せる方は少ないかと思います。
当日、本番の試験の流れを頭に入れておけば、落ち着いて集中して試験に臨むことができます。
また、朝早く起きることに慣れていない方はぜひ、一週間前より、早起きをして朝に勉強をする習慣をつけましょう。
朝起きてすぐに頭が働く状態にすることが大切です。
②今まで取り組んだIELTSの勉強を復習する
IELTSの試験直前は、それまでに勉強してきたことの復習をメインに行ってください。
既に分かっていることをおさらいするいことで、記憶に定着します。
IELTSの試験に慣れ親しむことが大切です。
③IELTSの試験直前にやっても意味のないこと
直前にやっても意味がないと思われることは、新しい課題に挑戦することです。
例えば、直前に演習問題をやってみて、あまり点数が取れなかったら…自信を無くしてしまいますよね。
このように、直前に新しい課題にチャレンジしても、自身を失くしたり、フラストレーションがたまるだけで終わってしまうこともあります。
自分の今ある実力を過大評価せず、試験当日に100%実力を発揮できるようにすることが一番。
試験直前は、体調を整え、自分の体を朝型に持っていきましょう!
IELTS 試験直前にできるセクション別対策は?

IELTS試験直前 リスニング対策
IELTSのリスニング教材の音声スクリプトを見ながら音読→スクリプトを見ないでシャドーイング、を繰りかえし行うことが効果的です。
音読やシャドーイングを行う前に、知らない英単語やフレーズなど、覚えておいた方がいいものは単語帳に書き留めておきましょう。
英語をバックグランドミュージックのように流す「ながら聞き」は絶対にしないこと。
集中して注意深く聞くことができなくなり、ぼーっと聞いていることに慣れてしまいます。
シャドーイングができるようになったら、今度は英語を塊で区切って、聞いた英語を反復するリテンションの練習もやってみてください。
リテンションは、ただ音声についていくだけのシャドーイングとは違い、英語の塊を一時的に保存して(ショートメモリー)組み立てるため、難易度は上がりますが、リスニング力を上げる効果的な方法です。
試験直前までリスニング対策として行うことができ、リスニング力を高めます。

IELTS試験直前 リーディング対策
新しいリーディング教材をひたすら解くのではなく、今までの復習として、IELTSリーディングの設問形式をもう一度おさらいしながら、一度やったリーディングの教材を古いものからやっていきましょう。
試験を意識して、なるべく早く解いてみましょう。
一度やった教材でも、同じところで間違える可能性もありますよね。
では、どうして間違えたのかを分析し、掘り下げていきましょう。
選択肢の根拠となる場所は正しいか?読み間違えはないか?など、自分の考え方の傾向を知ることができます。
気分転換になる小説や、子供向けの英語の本などを読んでも構いません。
アカデミックな内容の問題を解くことから離れて、リーディングを楽しむ、想像力を高めるのに役立ちます。
必ずしも難しい内容のものである必要はなく、読みやすいものをピックアップしましょう。

IELTS試験直前 ライティング対策
ライティングの直前対策は、実際に書くことから少し離れて、IELTSのエッセイタイプ(discussion, opinion, Discussion/opinion, direct question, cuase and solution)別の高得点サンプルを何度も読み、構成や言葉の使い方、論理の展開に注意して、暗記するまで読み込んでおきましょう。
当校でも使用しているライティング課題集200などの課題集(オンラインでみられる範囲でもよい)などを使用して、アウトラインとストラクチャーだけを考えてみましょう。
メインとなるアイデアを、論理的な考えでバックアップできているか確認してください。
アイディアが出ない場合は、トピックに関係するニュース記事や論文、エッセイサンプルなどを見て、どのような考えが一般的なのかを知っておく必要があります。
この課題が来たら、このように書く!というアイデアを持っていることが大切です。
多くの課題にアクセスすることで、試験本番でも似たような課題に遭遇する可能性を高めましょう。

IELTS試験直前 スピーキング対策
スピーキングの直前対策も、今まで取り組んだ課題をもう一度復習して言えるようになっていることが大切です。
自分で質問を録音して練習することもおすすめです。
本番のテストのように、聞かれたことに答える形式で取り組むのも対策になります。
それぞれのパートでよく聞かれる課題を確認し、何を言うかパターン化しておきます。
例えば、「what is your favorite book?」など、本のことについて聞かれたら、この本のことについて言う!と頭にある状態が理想的です。
パート1では、自分の好きなこと、嫌いなもの、趣味、などは頻出の質問なので、考えておきましょう。
スピーキングの復習の時は、必ず頭の中で考えたものを口に出すようにしてください。
考えがあっても、口に出せなければ何の意味もなさないからです。
IELTSの試験直前でも、単語の暗記はしておきましょう! 英単語の意味がひとつわかることで、試験の結果を左右する場合もあります。 試験直前まで続けてください。 |
IELTS テスト当日の注意事項
✅ 試験に備えて1ヶ月程度前から生活のサイクルを整えるようにしてください。睡眠時間を含む生活のサイクルは試験の結果を左右します。
✅ 試験の1週間前には新しいことをせず、復習に重点を置くようにしてください。
✅ パスポート(原本)を忘れないようにしてください。忘れると受験できません。
✅ パスポートのコピーも必要なことがありますので、事前にチェックしてください。
✅ 荷物は預けることになるため、大金やカード類は持って来ないようにしましょう。
✅ 試験科目の順番に注意しましょう。
日本では、ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの順番です。
日本以外の国では通常、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの順に試験が行われます。
日本でもコンピューター試験では他国と同じくリスニングが最初に行われます。
✅ リスニング、リーディング、ライティングは休憩なく続けて行われます。
朝から水分を取り過ぎないようにして、3時間トイレに立たずに済むようにしてください。
リスニング以外のテストではトイレに立つことが出来ますが、その分の時間は失ってしまいます。
トイレに行く際は、挙手して合図すると、スタッフがついてきます。
✅ 水のボトルはラベルを取った状態で持ち込むことができますが、口を湿らせる程度にしてください。
✅ スピーキングテストの時間帯は決められています。仕事などがある場合、交渉できることがありますが、基本的には変更はできません。
✅ ライティングが終わったら(大体12時半頃)、一旦解散となり、会場の外へ出ることができますが、スピーキングテストの開始時間の20分前には会場へ戻ってきましょう。
✅ Re-evaluation(再採点)サービスがあります。これは、結果が出てから追加料金を払うと、再度採点を行なってくれるサービスです。4~6週間程度の時間がかかります。状況に応じて利用してください。スコアが上がる場合もあれば、下がる場合もあるので注意してください。