PTE academic とは

PTE (Pearson Test of English) ACADEMIC とは!?

PTE ・ IELTS・ TOEFLの違い

 

概要:

 

PTE は  Pearson という教育団体が提供する4技能英語能力判定テスト。4つ技能を判定するテストという意味では IELTS や TOEFLibt と同様です。IELTS と大きく異なる点は、スピーキング。スピーキングはコンピューターに向かって話します。音読やセンテンスの復唱を求められるユニークなスピーキングセクションと言えます。コンピューターでのテストということで TOEFLiBT との違いが問われますが、簡潔に言うと、PTEはTOEFLiBTをシンプル化したバージョンです。受験料も安いですが、日本では会場が大阪と東京でしか行われないというデメリットもあります。

 

PTEの特徴:

 

• 受験希望日の前日まで予約が可能 (late booking chargeが発生します)

• イギリス、オーストラリア、ニュージーランドでは移民申請に使用可能

• 近年、受け入れ教育機関が増え、IELTS/TOEFLと同様に入学英語判定テストとして採用されている

• 結果は5営業日以内にウェブ上で確認できる

 

 

試験時間:3時間 

 

3つの構成

①スピーキングとライティング(一緒に実施される)

②リーディング

③リスニング

 

 

 

受験料: USD$220・CAD$300.00 

 

試験会場:トロントでは IELTSと同様、定期的に実施されています。日本では、IELTSが地方都市(札幌/仙台/埼玉/東京/横浜/長野/金沢/静岡/名古屋/京都/大阪/神戸/岡山/広島/福岡/熊本)でも受験できる一方、PTE Academic の受験開催地は大阪と東京のみとなっています。(2019年8月時点)

 

採点基準:AI(Artificial intelligence) による採点

PTE Academicのスコアは10~90点スケールでの採点

 

                   PTE Academic / TOEFLibt / IELTS のスコア比較表(目安) 

 

その他の特長:

 

早い:PTEアカデミックは、結果を通常5営業日以内にご確認いただけます。

柔軟:テストセンターが世界中の250か所にあり、1年で360日試験を行っています。

公平:試験は、正確で一貫した得点を全てコンピューターによって採点し、

            受験者のアクセントや環境などの傾向は採点基準として判断されません。

安全:手のひらの静脈認証、ランダムなテスト、データのフォレンジクス調査によって、あなた自身のスコアであることを保証します。

 

参照元:Pearson ジャパンホームページより

 

特典:

PTEホームページからプラクティステストを購入することができるので、今の自分のlevelが分かる!!

 

考察:IELTSジェネラルと同様、移民にも使えるのがPTE Academic。しかし、対象国はニュージーランドやオーストラリアの移民のみとなっています。留学、大学進学のための目的であれば、IELTS/TOEFLibt よりも受け入れ機関が少ないですが、自分の志望する大学やカレッジが受け入れているか Pearson ホームページから検索可能です。

カナダでも人気のカレッジ、ジョージブラウン、セネカカレッジ、ハンバーなどで受け入れられています。

 

 

 PTEのポイント:

スピーキング集中型

特にスピーキングはトーフルに似ていますが、復唱やディクテーションなどのユニークかつ高度なスキルが問われるセクションがあるので試験対策は欠かせません。


ライティング集中型

ライティングは採点基準はほぼ IELTS と同じ、難易度は TOEFLibt とほぼ一緒と思われますが、構成、文法などに気を付けていれば PTE の方が点数はとりやすいと言えます。


リスニング集中型

リスニングはメモ取りのスキルが問われます。また、TOEFLの統合問題と同様、ライティングとリーディングの技能も同時に問われます。(スピーキングでもリーディング・リスニングの複合能力が問われます。)


リーディング集中型

リーディングの穴埋め問題はアカデミック語彙の選択となるので難しく、段落の並べ替え(トピックセンテンスはどれに当たるか。また話の展開を読んで、段落のまとめがどれに当たるかなど)などは英語の段落の構成をしっかりと把握していないと時間内に解けません。

 

決して易しいテストではないですが、試験対策をして傾向に慣れれば、3つのテストの中では短期間でいち早くスコアを伸ばすことは可能と言えます。ただ教材が豊富な IELTS やTOEFLに対して、対策用教材が少ないことが難点と言えるでしょう。