IELTS コンピューター受験

IELTS オンライン受験

IELTS コンピュータ 受験

 

 ナダ、トロントでは今年の8月から本格的に導入された『Computer-delivered IELTS』 。日本では、2019年3月27日より、コンピューターを使用してオンラインで受験する IELTS が実施されました。トロントのいつくかの試験会場では、テストが午後、午前、夕方に分かれて決まった曜日や時間に行われています。日本ではコンピュータで受けられる IELTS は今のところ、東京と大阪のみですが、試験日程が多いため予定もあわせやすいため人気があります。また試験日によっては土日も受験が可能となります。これからどんどん増えていくことでしょう。しかし、受験者が紙ベースとコンピューター ベースの選択ができるように、従来の紙ベースの IELTS が無くなっていくことはないのでご安心ください。

 

 

IELTS コンピューター ベース と紙ベース の違い

どちらが有利?

※試験内容、採点基準、試験時間は同じ/受験料も同じ

IELTS オンライン受験に必要な知識 一覧表 

セクション別

相違点

コンピューター  紙 ベース
 リスニング
  • ヘッドホーンをして行われる
  • ボリューム調整機能がある
  • 10分間の解答を書き写す時間は与えられていない
  • 解答をチェックする時間はある
  • ペンとメモ用紙は与えられない
  •  会場のステレオから一機に流される
  • 最後の10分間、問題用紙から解答用紙に答えを移す時間がある
  • 紙ペースでも会場によってはヘッドホーンが使用できる
リーディング
  • 右側にパッセージが左側に設問が表示される
  • 右クリックでパッセージにカラーマーカーで印をつけておくことができる
  • カラーのバリエーションが何個かある
  • 画面上に時間が表示される
  • 問題用紙に印をつけたり、メモを残したりすることができる
  • 監察官が残りの時間を40分、20分、10分前に知らせてくれる(教室の時計がある)
  • 集中して読める
ライティング
  • コンピューターに慣れている人であればタイプした方が効率がよく、残りの時間を見直しに充てることができる
  • 編集が簡単
  • 文字数を自動でカウントしてくれる
  • 大文字やスペルミステイクは直してくれない
  • ペンとメモ用紙が与えられる
  • 画面上に時間が表示される
  • 手書きなので、最初に構成をしっかりたてて書き直し等の編集をなるべく少なくする必要がある
  • 字が読みづらいと減点の対象になる
  • 文字数をカウントしてくれる
  • 監察官が残りの時間を40分、20分、10分前に知らせてくれる(教室の時計がある)
スピーキング
  •  1対1の面接方式
  • 1対1の面接方式

 

 

┃コンピューター試験の流れ┃

(アカデミックモジュール・ジェネラルモジュール共通)

コンピュータテストの場合は、リスニング ➡ リーディング ➡ ライティング ➡ スピーキングの順番で行われます。ぺーバーベースとは違いますので、まごつかないようにしましょう。

 

ペーパーテストの流れ(日本)

試験の説明、解答用紙などに名前を記入

ライティング 60分

リーディング 60分

リスニング 60分

スピーキングは同日の午後に行われるか、

別日に行われることもあります

スピーキング 14分

コンピュータテストの流れ(日本・カナダ)

カナダではペーパーベースでもこちらの順番で行われます

試験の説明

リスニング 60分

リーディング 60分

ライティング 60分

スピーキングは必ず同日に行われます

スピーキング 14分

 

 

┃IELTS 受験結果通知┃

 

 

従来の紙ベースの IELTSでは、テスト結果は受験日から約2週間後ですが、コンピューターベース ですと、テスト結果が 2-5日後に分かります。カナダでは最近2日で試験結果が返されます。これもコンピューターベースの利点と言えます。IELTSは再試験の期間を設ける必要がないので、立て続けに受ける場合にも結果が早く出るほうが有利です。

 

 

IELTSはコンピューター で受験した方が有利!?

 

紙ベースの方がいい!という方が未だに圧倒的に多いのは、リーディングが紙媒体という理由が多くあります。また、紙媒体に慣れているからという方も多いです。しかし、コンピューターベースの方がライティングでは圧倒的に有利。手書きではないので、編集がしやすい利点があります。タイピングが早い方であれば、余った時間を見直し時間に充てることも可能。しかし、IELTS のライティングは書き始める前に必ず構成を立てる必要性があるので、後で見直して変更する箇所が多くあること自体が、そもそもの問題かもしれません。ライティングの手書きに慣れてしまえば苦にはならないはず。また、日本ではまだまだ受験できる会場が少ないため、ほとんどの方はペーパーベースで受験ということになります。スピーキングは従来のまま面接形式ですので、初めて受ける方は(コンピューターベースの IELTS を選ぶことが可能な方)コンピューターベースを選択した方がよい、紙に慣れている方はわざわざ変更する必要はないでしょう。

 

カナダでは、コンピューターベース IELTS は、午前中から始まるテストと午後から始まるテストを選ぶことができます。午後から始まるテストの場合は、スピーキングが午前中になります。

 

※日本でのコンピューター受験の場合、リスニング➡リーディング➡ライティングの順番で行われます。ペーパーの場合は異なるので

ご注意ください。

 

 まとめ:

 

大事なことは、コンピューターベースか、紙ベースか、のどちらで受験するのかを決めてから対策を取ることが大事です。紙ベースと決めたら、ライティングの練習はいつも手書きで、リスニング、リーディングなどは紙媒体を使用する等、なるべく受験状況と同じ環境を作るといいでしょう。

 

 

IELTS運営団体と主な試験会場の詳細は当校ブログを参照

⇒こちら

 

ブリティッシュカウンシル日本語ホームページから コンピューターで受験する IELTS の試験日、申し込み方法、試験日の当日の模様などが閲覧できます。