近年「Duolingo English Test」という英語試験が日本にも浸透してきました。英語能力を測るTOEFLやIETLSのテストに代わり、海外の大学に入学するために必要な英語資格試験として、多くの大学がDuolingo English Testを採用しています。
自宅からオンラインで受験できるため、コロナ禍で試験会場での受験が制限されるTOEFLやIELTS試験に比べ、Duolingo English Testの需用も増えて来ています。
Duolingoは、資格試験のみならず世界で一番ダウンロードされている言語学習アプリとしてもたくさんの方に広く知られています。
今回お話しするDuolingo English Testは、リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングの技能を測る英語試験。
この試験のスコアを持って海外の大学に入学することができると、近年多くの方々から注目されています。
受験料 | $49 |
所要時間 |
1時間 ▼内訳 セットアップ5分 テスト45分 ビデオインタビュー10分 |
スコア範囲 | 10~160点 |
結果 | 48時間以内 |
受験方法 | コンピューターベース |
必要なもの |
・パスポート、運転免許証などの写真付き身分証明書 ・明るく静かな部屋 ・安定したインターネット環境 ・コンピューター ー前面カメラ ーマイク ースピーカー |
Duolingo English Test | IELTS | TOEFL iBT |
75~80 | 5.0 | 44~55 |
85~90 | 5.5 | 56~67 |
95~100 | 6.0 | 68~79 |
105~110 | 6.5 | 80~91 |
115~120 | 7.0 | 92~102 |
125~130 | 7.5 | 103~112 |
135~140 | 8.0 | 113~118 |
145~150 | 8.5 | 119 |
155~160 | 9.0 | 120 |
①オンラインで手軽に受験できる
TOEFLやIELTSの試験は、指定された会場に行って受験するのに対し、Duolingo English Testはわざわざ試験会場に出向く必要はなく、自宅から24時間好きな時にオンラインで受けることができます。
特に地方に住んでいる方や時間がない社会人の方にとっては、手軽に受験できるのがメリットでしょう。
また、試験の雰囲気に飲まれやすく緊張しやすい方にとっては、普段から慣れている自宅で、落ち着いて受験できるので自身の実力を発揮しやすいことも利点の一つです。そういった面でも気楽に受験ができます。
➁テストの時間が短い
Duolingo English Testの試験時間は1時間。約3時間を要するTOEFLやIELTSなどの試験と比較してみると圧倒的に短いのがわかります。
時間が短いと集中力を切らすことなく全力で問題に取り組めるので、高スコアを狙う方には有利でしょう。
③テストの結果が出るのが早い
TOEFLやIETLSの試験は結果が出るのに、早くて3日、もしくは1,2週間かかりますが、Duolingo English Testはテスト終了後の48時間以内にスコアが出ます。
早く試験結果が欲しい方や留学までに時間がない方にとっては、ありがたいでしょう。
④受験料が安い
Duolingo English Testの一回の受験料は$49と$200~$300以上するTOEFLやIELTSと比較するとおよそ1/5で受験することができます。
経済的に優しいので、特に学生の方にとって気軽に受験することができるでしょう。一回で目標スコアに到達できなかった場合も再受験しやすいのが利点です。
①教材が少ないためテスト対策がしにくい
Duolingo English Testが開発されてまだそれほど期間が経っていないことから、参考書などの教材があまり販売されていません。
そのため試験内容の情報が少なく、Duolingo English Testに特化した対策ができないのがデメリットです。
②テスト環境を整える必要がある
オンラインでの試験になりますので、ネット環境が整った場所で受験する必要があります。
インターネットの接続が遅いと途中フリーズしたり、テストが中断してしまう可能性もあります。また、パソコンにアプリをダウンロードするための十分な容量やカメラとマイク、これらの機器が正常に作動している必要もあります。
③パソコン操作やタイピングに慣れていないと難しい
Duolingo English Testのアプリをご自分のパソコンにダウンロードしたり、何かネットでのトラブルがあった時は自分で解決する必要がありますので、普段からパソコン操作に慣れていた方がよいでしょう。また、穴埋め形式の問題やライティングの問題では、キーボードを使って文字を入力する必要がありますので、タイピングに慣れていないと時間のロスにも繋がります。
④TOEFL や IELTSほど受け入れている学校が少ない
近年たくさんの大学や教育機関がDuolingo English Testでのスコアで入学を受け入れているものの、TOEFLやIELTSほど入学を受け入れている大学や教育機関は少ないため、学校の選択肢は減ります。志望先の大学によっては確認する必要があります。
⑤総合的な英語力が伸びない
リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの各技能に特化したTOEFLやIELTSの試験と比較すると、Duolingo English Testは問題数や時間数が少ないことから、広く浅い内容になるため、総合的な英語力をアップできるとは言い難いです。
ライティングに関してもエッセイ形式を求めるTOEFLやIELTSに対し、Duolingo English Testはエッセイタイプではないため、大学でのレポート作成や講義についていけるだけの技術や英語力は別で補う必要が出てくるでしょう。
まとめ:
オンラインの需用が高まる近年、Duolingo English Testを受験する方が増えて来ています。 TOEFLやIELTSといった試験とは異なる点がいくつかあるので、どちらがご自身にとって向いているのかメリット・デメリットを把握するとよいでしょう。
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Metropolitan Academy of English
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