IELTS リスニング力強化対策┃リスニング力が上がらない理由と対処法

リスニング力を上げるための勉強法と対策とは!?

IELTS リスニングの勉強法と対策

リスニングの問題を解こうとしても、何を言ってるか全然わからない・・・

英語が聞き取れない理由は?リスニング力を上げるには?

実際にIELTSのリスニング問題に取り組んでいると、聞き取れない単語が出てくると思います。

聞き取れない理由を分析することで、今の自分のリスニング学習の課題が見えてきます。

リスニングができない・・・と思ったとき、以下に当てはまるか確認してみましょう。

 

 

①単語が分からない

②集中力がない

③言い換えられている部分に気が付かない

④単語を間違った発音で覚えているため、聞き取れない
例1:repertoire
日本語では「レパートリー」ですが、英語では「レパトワ」と発音します。

 

⑤部分的に単語しか聞き取れず、文全体の意味が分からない
英語では主語と動詞が聞き取れないと、文の大きな意味をつかむことができませんが、主語と目的語などの名詞しか聞こえず(わからず)文の意味が取れない場合はこちらに当たります。

英語が聞き取れる・リスニング力が上がる英語耳を作るための対策


①単語が分からない

 

語彙力がない人は語彙を増やす努力が必要ですが、まずは動詞から覚えましょう。動詞が聞き取れないと文の意味を取るのが非常に難しいため、まずは動詞から入ります。

ただ覚えるのではなくて、適切な発音と一緒に覚えることが大事です。
また品詞別や派生語も一緒に覚えるとより効果的です。
例2:achieve (動詞)、achievable (形容詞)、achievement (名詞)

 

②集中力が続かない

 

ディクテーションが効果的です。
ディクテーションとは、英語のオーディオを聞いてそれを書き取ることです。
ひとつひとつの単語を集中して聞かなければならないので、最初は非常に時間がかかりますが、集中力だけでなくリスニングのトレーニングに非常に効果的です。

また、後述の⑤部分的に単語しか聞き取れない場合でも、ディクテーションを繰り返すことで英文の構成を学ぶことができるため、「ここには in が入る」といった、前後の単語の組み合わせから推測ができるようになります。

精聴、しっかりと集中して聴くことは、何度も聞くこと、つまり多聴につながります。
リスニングは集中して聴いた分だけ成果となります。
最初はなかなか続かなくても、少しずつ集中してリスニングを行うトレーニングをしましょう。

 

③言い換えられている部分に気付かない

 

IELTSのリスニングテストでは、言い換え表現を見抜いていくことが重要となります。
つまり、普段の学習でも同義語や類義語を覚えることが大切ということですが、同義語を覚えるのは至難の業です。

日本語で同義語と言っても、実際、全く意味が同じ単語は存在しません。
英語の場合、一語一語の「ニュアンス」や「その単語が元から持っているイメージが違います。
その違いを把握した上で意味を覚える必要があります。

 

例えば:"appear" "emerge" 

 日本語ではどちらも「現れる」という意味で訳されますが、

"appear " は「突然現われる」ニュアンスがありますが、"emerge " は「徐々に現れる」ニュアンスがあります。

全く同じではありません。

他の例としては:"get"と"obtain"

両方とも「得る」という意味ですが "obtain" には以下のように「苦労して得る」という意味があります。
"To get something that you want, especially through your own effort, skill or work"

このように単語が本来持っているニュアンスを学ぶには英英辞書は必須です。
和英辞書や英和辞書はあくまで日本語訳という枠に当てはめられたものなので、適切でない場合もあります。
単語が持っているイメージを大切にすることは英語の同義語、類義語を学ぶ上で大変重要なことです。

 

参考:
英英辞書 おすすめサイト
Merriam-Webster

 

IELTSのリスニングで使用される言い換え問題では、単語レベル・同義語レベルでの言い換えはありません。
例えば、"I can get a whole picture" 「全体像」と言われたら、"it is comprehensive" 「包括的な」など、文単位で言い換えられています。
"Inconclusive" 「決定的でない」= "didn’t produce clear result." など。
これらに注意して、文の内容を理解していくことが大事です。
 

④単語を間違った発音で覚えている

もちろん1から発音をおさらいする必要があります。
聞き取れない理由として、「自分が覚えている発音と違う➡自分の発音も悪い」という悪循環につながりますので、学びなおすことは重要です。
実際、私もいくつかの単語を間違って覚えていたため、後であれはなんだったのだろうと調べると、実はすでに知っていた言葉だった!!という経験があります。
にもかかわらず、発音を間違えて覚えてしまっていたので、その時は全く気付かなかったのです。
今は電子辞書でもコンピューターでも発音はすぐ調べられるので便利ですね。
単語はまずは耳から覚え、それからスペルを習得するようにしましょう。もちろん同時に行うことが最も効果的です。
 

⑤単語しか聞き取れず、文の意味が分からない

 

このような症状がある方は、必ず聞き取る時に主語と動詞をとっていくことに集中すること。
次に目的語の名詞や形容詞を把握しましょう。
それができるようになると、次に長い文の構造に直面した際、再び迷うことがあるでしょう。
それには、英語の文の構造に精通すること、つまり文法をおさらいする必要があります。
文がどのように構成されて繋がっているのかを把握すれば、そのパターンを覚えられるようになります。
そしてすんなり聞き取れるようにつながっていくのです。文のパターンを覚える、構文を覚えるということはリスニングのみならず

リーディングでも役に立ちますね。

 

英語耳を鍛えるには・・・

リスニング力を上げるには以下のように、興味を持てるツールでより多く・長時間英語に触れることが効果的です。
英語はすぐに聞こえるようになるわけではありませんが、集中して聴いた時間は必ず成果となります。

「多聴、清聴」を心がけましょう。

  • 歌詞を事前にチェックして好きな英語の曲を聴く
  • 英語字幕を付けて映画を見る
IELTS オンライン 対策 MAE