日本人のIELTSスコア平均┃データーから解析

IELTS 日本人 平均点

日本人のIELTSスコア平均点は?

 

留学や移民などの英語能力の証明のため、地位が高まっているIELTS。

日本ではもちろん、世界各国で受験されており、IELTSの公式サイトでは性別・国籍別・第一言語別の取得スコアの平均点が参考データとして公開されています。

IELTSのスコア平均点は?また、日本人は英語が苦手と言われていますが、実際IELTSのデータではどのような結果なのでしょうか?

2019年のデータを見てみましょう。

以下のデータは、全てIELTS公式サイトより引用しています。

https://www.ielts.org/research/test-taker-performance (2020年12月8日閲覧)


世界のIELTS受験者数


IELTSは2019年にアカデミックモジュールは2,867,031名、ジェネラルモジュールは857,749名が受験しています。割合では、アカデミックモジュールが77%、ジェネラルモジュールが23%となり、留学や進学を目的としたIELTSの利用が盛んであることがわかります。


IELTS受験者 国籍別平均スコア

 

IELTSの受験者全体の平均点は公開されていませんが、国籍別・第一言語ごとの平均スコアは公開されています。

平均スコアは、モジュール別に、受験者の多い国籍の上位40か国分が公開されています。
日本に近い中国・韓国のほか、カナダ、平均スコアが世界でもトップクラスのドイツのスコアを確認してみましょう。

IELTS 日本人 平均点 アカデミック
IELTS 日本人 平均点 ジェネラル


受験者数が多い国籍の上位40か国の平均スコアが公開されるため、アカデミックモジュールとジェネラルモジュールでは掲載されている国が違います。
例えば、ドイツのジェネラルモジュールの平均スコアは公開されていません。南アフリカ共和国は、アカデミックモジュールの平均スコアは公開されていませんが、ジェネラルモジュールは公開されています。

アカデミックモジュールの地域ごとのスコアを見ると、ヨーロッパやアフリカ、アジアでも英語を公用語としている国々はOverallの平均点が6.5以上と、高い点数を出しているところが多い一方、東アジア・中東地域は平均点が6.0を下回る地域が見られます。

日本人の平均スコアは、アカデミック・ジェネラルともに、特にアウトプット科目であるスピーキング・ライティングが低い傾向にあります。

日本の学校教育では、どうしてもリーディングや文法に特化した勉強を行うため、アウトプットのスキルが伸びずらい、ということが理由の一つとして挙げられます。

それでは、IELTSの総合スコアを伸ばすためにはどのような戦略で対策を行えばいいのでしょうか?



日本人がIELTSのスコアを伸ばすためにできること

 

日本人の英語教育はリーディングや文法に特化しているので、IELTSの対策を行うと一番効果が表れやすいのは、リーディングになります。

リーディング以外の科目は、どうしても時間がかかりますが、リスニングはインプットの科目なので、独学でも対策しやすい科目となります。

リテンション・ディクテーションと言った勉強法を取り入れ、毎日着実にリスニング力を伸ばしましょう。

IELTSのスコアが伸び悩む方はこちらの記事をご参照ください。

リスニング力アップに役立つリテンションのやり方についての動画も掲載しています。


オーバーオールで1.0以上伸ばしたい場合は、リーディング・リスニングの対策だけでは達成が難しいかもしれません。
また、留学や移民の場合でも、セクションごとの最低点数が決められている場合もあり、アウトプット科目の対策も必要になります。

ライティングはノンネイティブには難しい?

 

上記のデータからわかるように、ライティングはどの国もあまり高い点数が出ていません。

日本人でIELTSのライティングで7.0を取得することは非常に難しいと言われており、アカデミックモジュールの平均スコアではトップクラスのドイツでも、ライティングの平均スコアは6.3に留まっています。

英語が第一言語の方の平均スコアが6.2であることからも、IELTSのライティングがただ英語能力の運用だけを評価しているわけではないことがわかります。

IELTSのライティングの4つの採点基準のうちの2つは「タスク達成度合い」「首尾一貫性とつながり」と、内容にかかわるものになります。

IELTSのライティングは、アカデミックワードを正しく、複雑な文で使えていたとしても、タスクで求められているものとずれた内容を書いていたり、論理的に書けていない場合はスコアが伸び悩みます。

ライティングで高得点を目指す方は以下の記事を参考にしてください。

日本人のIELTSスコア 平均点について まとめ

  • 日本人のIELTS平均スコアは以下の通り。
    特にアカデミックモジュールは、ライティング・スピーキングのアウトプット科目が低い傾向にある。
  Reading Listening Writing Speaking Overall
Academic 6.1 5.9 5.5 5.5 5.8
General 5.6 6.0 5.6 5.8 5.8
  • IELTSの総合スコアを底上げするには、リーディング・リスニングのインプット科目に特化した対策が手っ取り早い。
    ただし、総合1.0以上のスコアアップを狙うには、アウトプット科目の底上げも不可欠。
  • ライティングは平均点が高い国々でも6.5以上の高得点を出すのは難しい。
    高得点を目指す場合は個別に、ライティングに特化した対策が必要。