IELTS スピーキング対策20 - やってはいけない!Mechanical Speakingとは?

IELTSのスピーキングでは解答例を暗記すべき?

 

IELTS のスピーキングで、用意してきたスクリプト(台本)を暗記して答える方がいます。


しかし、質問に対して、暗記した解答で、考えることなくすぐに気の利いた答えが返ってくると、メカニカル(自動的、機械的)なスピーキングと判断され、高得点が出にくくなります。

たとえ内容がよく練られていて、スラスラと流暢に話すことができたとしても、なかなか6.5の壁を超えることができません。
(過去に、ネイティブの友人からはとても英語がよく喋れると褒められているのに、IELTSのスピーキングテストでは6.0しか取れない、と悩んでいる生徒様もいらっしゃいました。)

もちろん、事前にトピックごとにおおまかな内容を考えておくのはスピーキング対策としては必須です。

しかし、暗記は絶対に避けること。

ネイティブでも少し間をおいて答える質問はたくさんあります。


IELTS スピーキング試験で「メカニカル」と捉えられるポイント

  1. 難しい質問でもすぐに答える(間投詞が少なすぎる)
  2. 話すスピードが速い
  3. 話すスピードに変化がない
  4. イントネーションに乏しい

 

スピーキングでは、常に友達や知り合いと話しているような「自然な会話」を心がけましょう。

 

IELTS スピーキング試験で「メカニカル」を避ける対策1

「難しい質問でもすぐに答える(間投詞が少なすぎる)」

IELTSのスピーキング試験では、BusinessやArt、Educationなどのトピックごとに質問をされます。

そのため、先ほど述べたように、事前にトピックごとにおおまかな内容を考えておくことは重要です。

例えば、IELTSのスピーキング試験のPart 1で、”Tell me about your favorite musician.” と聞かれた場合。

"aiko" "Japanese singer-songwriter" "the most favorite song is a break-up song" など、キーワードを連想できるようにしておきます。

どのミュージシャンについて話すか決めておいたり、自分があまり音楽に興味がない場合はその時の解答を考えておかないと、解答を焦って必要以上に考える時間を取ることになったり、文法を誤って答える原因となります。

丸暗記してしまうと、メカニカルと判断されるだけでなく、覚えたその通りに答えなきゃいけない、という意識が働いて、言い間違いを誘発する恐れがあります。

もちろん、解答に詰まってしまうことは誰にでもあります。
その時は、間投詞をうまく使って、自然な英語に聞こえるようにしましょう。
間投詞を適切に使うことで、難しい質問の解答を考える時間を稼ぐこともできます。


間投詞の例

Er… let me think…

Q: What do you think are the most common causes of road accidents?

A: Er… let me think… I would say there are two main causes…

Hmm… that’s a good question…

Q: Is listening to the radio more beneficial for children than watching TV?

A: Hmm… that’s a good question. I guess it is, because…

Actually… I’ve never really thought about it…

Q: Why do teenagers love texting their friends?

A: Actually… I’ve never really thought about it… It might be, because they…

Umm… (repeat the question)

Q: Where do you see yourself in ten years’ time?

A: Umm… Where do I see myself in ten years’ time?… Maybe, I will…

Well, you know …

Q: Would you give up your car and cycle to work?

A: Well, you know… I work quite far from home…

 



IELTS スピーキング試験で「メカニカル」を避ける対策2

「話すスピードが速い」 

速く話すことが点数につながるわけではありません。

特に、日本人は多かれ少なかれアクセントがあるため、ネイティブスピーカーがしっかりと聞き取れるように話すことの方が大切です。(enunciation と言います)

少しゆっくりと答える方が、しっかりと考えて答えている印象を与えられます。

また、伝わる英語を話すように意識することで、コミュニケーション能力の向上も期待できます。



IELTS スピーキング試験で「メカニカル」を避ける対策3

「話すスピードに変化がない

ネイティブスピーカーは話すスピードに変化を付けています。
ポーズ(サイレンス)もうまく使っていきましょう。

 

話す速さをSlow down, Speed upすることで、とても自然な英語に聞こえるようになります。

例えば、以下のように、ポーズが入ると自然に聞こえやすくなります。

Let me… see…………., well…………., the other day, I am ………… kind of bored………….. so, I called my friend to go shopping … where was it??? Oh.. yes………… the mall….

ただし、不自然なところでポーズを入れたり、急に速度が変わらないようにしましょう。
上の解答だと、theとotherの間にポーズが入ってしまうと、言葉のまとまりを考えた時に不自然ですね。

 

IELTS スピーキング試験で「メカニカル」を避ける対策4

「イントネーションに乏しい」 

単語の発音や、アクセントの位置(強く読むところ)を間違って覚えていたり、強調すべきところを強調できていないと「イントネーションに乏しい」と判断されます。

以下の単語のアクセントを確認しましょう。
正しく覚えられているでしょうか?
英語は、アクセントの位置が違うだけで全く聞き取ってもらえなくなります。

  • specific [spɪsífɪk]
  • professional [prəféʃənl]
  • separate [sépərèɪt]

単語の発音と、アクセントの位置は、オンライン辞書や、Googleで「発音を調べたい単語 + pronunciation」と検索するとすぐに確認することができます。

また、単語帳など、紙ベースで単語を覚える際には、自分で発音記号を読めるようにしておくことが非常に効率的です。
単語のスペリングだけ覚えて、発音を覚えていないのは、とても時間がもったいないです。
音と一緒に覚えることで、単語も覚えやすくなるため、ぜひ声に出しながら、音を確認しながら単語の勉強をしましょう。

また、文が単調だと、とても聞きづらくなってしまいます。
必ず正しい発音・アクセントと、文の中で強調する語を強く意識するようにしましょう。

以下の文では、veryを強調することで、ナチュラルに、人間らしく聞こえます。

"I'm very happy to meet you."

 

メカニカルを避けるためのIELTS スピーキングのコツ まとめ

メカニカルなスピーキング避けるため、当校では解答を覚えることをお勧めしておりません。

まずは、自然に聞こえるように、ポーズやスピード、イントネーションに重点をおいたスピーキングの練習が大切です。

今回ご説明したことを日本語に置き換えて頂くとわかりやすいかと思います。
解答例を覚えて、一定の速いスピードで、強弱つけずに話されると・・・いわゆる「棒読み」ですね。
コミュニケーションにおいては、感情のこもった対話が重要です。
IELTSのスピーキングは、試験といえども試験官との対話であることを意識してみてください。