IELTS リーディング【TRUE / FALSE / NOT GIVENの違い】

問題攻略法と演習問題【IELTSリーディング日本語全文訳あり】

本文の内容に合っているか、間違っているか、それともそもそも本文にその内容が書いていないか、を選ぶ TRUE / FALSE / NOT GIVEN 問題は、IELTS リーディング特有の問題形式です。
問題が独特というのもあり、FALSE か NOT GIVEN かで迷う方が多数いらっしゃいます。

この問題形式は、IELTSのリーディングでは、アカデミック・ジェネラル(パート1か2のどちらかで)ともに必ず出題される問題です。
判断のポイントを押さえて、点数につなげましょう。



IELTS リーディングにおけるTRUE / FALSE/ NOT GIVEN の定義


IELTSにおける TRUE / FALSE / NOT GIVEN の定義は、以下の通りです。

  • TRUE = 「正解」その情報が本文に書いてあり、情報が合っている。
  • FALSE  = 「間違い」その情報が本文に書いてあるが、情報が間違っている。
  • NOT GIVEN = 「与えられていない」そもそもその情報が記載されていない。もしくは、TRUEでもFALSEでもなく、どちらにもあてはまらない。

上記と似た形式で、YES / NO / NOT GIVEN を選ぶ問題もありますが、こちらも基準は基本的に同じです。

  • YES = その情報が本文に書いてあり、情報が合っている。
  • NO=その情報が本文に書いてあるが、情報が間違っている。
  • NOT GIVEN = 「与えられていない」そもそもその情報が記載されていない。Yes でも No でもなく、どちらにもあてはまらない。

 

解答用紙に答えを記入する時、T, F, NG と頭文字だけ書かないように注意しましょう。
自習の時は、どうしても頭文字だけで解いてしまう方も多いと思いますが、
本番ではTRUE, FALSE, NOT GIVEN と省略せずに解答します。
 

 

頭では TRUE / FALSE / NOT GIVEN それぞれの違いを理解していても、実際に問題を解いてみると、FALSE と NOT GIVEN の判断が難しいと感じると思います。

 

特に、設問の内容が、本文から FALSE だと「思われる」けど、本文に明確に書いていない時に悩むかと思いますが、IELTSでは問題文で指示されていない限り、推測で答えを選んではいけません。


自分の想像で、TRUE / FALSE / NOT GIVEN を選ばず、実際にその情報が書いてあるかないかで判断します。
逆に言うと、自分で推測したり、考えたりする必要はありません。
問題を読み、本文に明確に書いてある内容だけで解答しましょう。

  • FALSE = 本文の情報から設問文の内容が100%違うことが分かる場合
  • NOT GIVEN = 本文の情報から設問文の内容が100%違うとは言い切れない場合

 

【TRUE / FALSE / NOT GIVEN 問題例1】

ケンブリッジ問題集 IELTS リーディング アカデミック 11より引用


それでは、実際に公式問題集に掲載されている問題を見ながらどのように TRUE / FALSE / NOT GIVEN を判断するのか確認してみましょう。
以下はIELTS リーディングのアカデミックの問題です。
解答の根拠になる場所を抜粋して掲載するので、確認してみてください。

9. 1887年、HMアシュレーは当時存在していた最も早くビンを作る機械を持っていた

下記の本文を参照

From 1887 onwards, glass making developed from traditional mouth-blowing to a semi-automatic process, after factory owner HM Ashely introduced a machine capable of producing 200 bottles per hour in Castleford, Yorkshire, England -  more than three times quicker than any previous production method. 

 

訳】1887年以降、ガラス製造は伝統的な、口で吹く方式から半自動的な工程へと発展した。これは、HMアシュレーという工場主が、英国、ヨークシャーのキャッスルフォードで1時間に200本のビンを製造できる機械を導入してからのことである。これは以前のどの製造法よりも3倍以上速い速度であった。

 

 

解答】“three times quicker than any previous production method” と言っているのでその当時もっとも早くビンを作ることができる機械を持っていたことになります。ですのでここの正解は TRUE になります。


10. マイケル・オーエンスは完全自動式のビン製造機を設計するためにアメリカの大手企業に雇われた。

 

下記の本文を参照

Then in 1907, the first fully automated machine was developed in the USA by Michael Owens -  founder of the Owens Bottle Machine Company ( later the major manufacturers Owens Illinois - and installed in its factory. 

 

訳】次いで1907年、アメリカ合衆国のマイケル・オーエンスによって、完全自動式機械が開発された。彼はオーエンス・ボトル・マシーン・カンパニーの創設者である(のちに主要製造業オーエンス‐イリノイ)。彼はこの機械を自分の工場に設置した。

 

解答】ということは、完全自動式のビン製造機は自分が開発して自分の会社で使ったということなので、正解は FALSE になります。

 

 

11. 今日、大部分のガラスは大規模な国際的製造業者により製造されている。

下記の本文を参照

 

Today, glass making is big business. It has become a modern, hi-tech industry operating in a fiercely competitive global market where quality, design, and service levels are critical to maintaining market share. 

 

訳】今日、ガラス製造は大きなビジネスである。これは近代的なハイテク産業となり、すさまじく競争の激しいグローバル・マーケットで運営されている。このマーケットでは品質、デザイン、サービスレベルがマーケットシェアを維持するために極めて重要である。

 

 

解答】上の情報から、国際的製造業者により製造されていると分かりますか?大きなビジネスでハイテク産業とは言っています。また、競争の激しいグローバルなマーケットで(様々な製造業者が)しのぎを削っているとも書いていますが、その会社が全て大規模な世界を舞台にする製造業者とは言ってはいません。この場合は NOT GIVEN となります。

 

12. 環境に対する懸念はガラス容器の需要増加を起こしている。

 

下記の本文を参照

Glass is an ideal material for recycling, and with growing consumer concern for green issues, glass bottles and jars are becoming ever more popular. 

 

訳】ガラスはリサイクルにもってこいの材料である。環境問題に対する消費者の関心が高まっており、ガラスのビンやジャーはこれまで以上に好まれるようになっている。

 

解答】環境問題の関心によりこれまで以上に好まれている→需要増加を起こしている

 

ということでここの情報は本文と一致しているため、正解は TRUE となります。 


13. 新しいガラスを製造するよりリサイクルされたガラスを作る方がより高価である。

 

下記の本文を参照

As less energy is needed to melt recycled glass than to melt down raw materials, this also saves fuel and production costs. 

 

訳】原材料を溶かすより、リサイクルされたガラスを溶かす方が少ないエネルギーで済むため、これはまた、燃料と生産コストの節約にもなる。

 

 

解答】リサイクルを溶かす方が生産コストの節約になって安価なため、ここの解答は FALSE となります。



【TRUE / FALSE / NOT GIVEN 問題例2】

ケンブリッジ問題集 IELTS リーディング ジェネラル 11より引用


次に、IELTS リーディングのジェネラルの問題を確認してみましょう。
IELTSのジェネラルは、アカデミックよりも易しい文章が出題されます。
ページの下部に、文章の全訳も掲載しているので、どこが TRUE / FALSE / NOT GIVEN の根拠になるのかも考えてみてください。

【問題文 全訳】

オーストラリアのパラグライディング

 

パラグライディングとは何ですか?

 

パラグライディングは一種の飛行ですが、使う翼は金属、木、あるいはプラスティックでできているのでなく、ナイロンあるいはポリエステル製です。翼(傘として知られています)はハーネスに綱で取り付けられており、パラシュートと変わることはありません。ハーネスは、パイロットが座るところで、彼らは快適さの点では、こちらの方がパラシュートより優れていると言います。

 

安全ですか?

 

セーリングや、深海での潜水のように、パラグライディングは、これを行う人に応じて安全度が変わってきます。大きな利点は、おそらくこれが最も速度の遅い飛行様式であることで、墜落するとしてもかなり穏やかに地面とぶつかることでしょう!

 

どこで習うのですか?

 

たくさんの学校があります。主に適当な丘や山のそばの内陸部に位置していますが、目を見張るような絶壁近くの海岸の学校もあります。これらは大変魅力的ですが、海に着水するという可能性は、初心者を尻込みさせるようです!どの学校も、数日のうちにどのように傘を膨らませ、離陸し、着陸するか示してくれます。彼らは無線での指示、縦列式飛行訓練、教室の理論学習を使って、パラグライディングを最大限に楽しめるようにしてくれます。基本免許を取るには、だいたい7日かかります。そうしたら、オーストラリア中の場所で、一人で自由に飛ぶことができます。

 

何が必要ですか?

 

パイロットは普通、温かい服装をします。これは非常に高く上がった時のためです。それから、着陸の際あちこちぶつかるような場合に備え、ヘルメットが要ります。装具については、学校が基本的訓練用具、傘、ハーネスなどを提供してくれます。でも、おそらく自分自身のもっといい用具を買いたいと思うでしょう。そうした用具は、教習コースでいくつか試したら、ずっとうまく選べるようになるでしょう。

 

誰ができるのですか?

 

教官ができると判断したら年齢の上限はありません。しかし、パラグライダーで飛行できる最低年齢は14歳です。誰でも良い視力、良いバランスの持ち主はパラグライダーパイロットになれる可能性があります。これは最もリラックスしたスポーツです。と言うのは、大部分座っているからです。多分、講習を受けている間に、あるのさえ知らなかったような筋肉が痛むのを経験するでしょう。しかし、多くは離陸のため訓練用の丘を歩いて登ることによるものです。パラグライダーで空を飛ぶのは素晴らしいスポーツです。このシーズン、空中でお会いできることを望んでいます。

 


本文の全訳は以上になります。
再度、TRUE / FALSE / NOT GIVEN 問題のポイントを確認しておきましょう。
以下の問題文の訳をクリックすると答えが表示されます。
FALSE と NOT GIVEN の間違いはありませんでしたか?

 

TRUE 文章の情報と一致する場合

FALSE 文章の情報に矛盾する場合

NOT GIVEN 文章内にこれに関する情報がない場合

 

Q8. パラグライダーはパラシュートより快適である。

A. TRUE

Q9. 大部分のパラグライディング教習所は海のそばにある。

A. FALSE

Q10. 学習者は免許を取るために理論試験にパスしなければならない。

A. NOT GIVEN 

Q11. 学習者は1週間のコースの後、一人でパラグライダーに乗れる。

A. TRUE

Q12. 訓練の前にいくらかの用具を買うことが望ましい。

A. FALSE

Q13. 何歳でも、健康な人はパラグライディングが始められる。

A. FALSE

Q14. 丘を登る準備歩行は筋肉のいくつかで、筋違えを起こすことがある。

A. TRUE

IELTS リーディング特有の問題形式 TRUE / FALSE / NOT GIVEN 問題のポイント

 

FALSE を選ぶのは、設問文の内容が100%否定できる時だけ。
NOT GIVEN は TRUE でも FALSE でもなく「本文で直接その情報が書かれていない」時に選びましょう。

 

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