謎の英文法

"Rush hour" って不思議な表現ですよね?

 

そう言えば、ラッシュアワーって何時間にも及ぶのだから、 "rush hours" とは言えないのだろうか?

 

答えは、、 言えません。

 

これは昔からの言い回しなのです。昔は皆午前9時から午後5時までの仕事しかしていなかったので、ラッシュアワーはおそらく午前8時から9時までの約1時間と決まっていました。その頃の名残で、今でも "during (the) rush hour" や "at rush hour" のように常に単数で使用されます。

今のご時世、ラッシュアワーが何時間にも渡っていても、rush hours とは言いません。

 

昔からの名残で使われ続けている表現は、意外と多くあります。言葉とは文化と密接な繋がりがあるからです。

 

昔は "person" の複数形 "persons" だったのですが、もちろん最近では複数形は "people" を使うようになりました。"persons" はその代わり、とってもフォーマルな手紙などで使われてはいます。けれど私たちが日常的に使うことは?-あまりないと思います。ちなみに現在  "persons" が使われるケースというのは、法律関係の書類で、特定人数の人たち(例えば "7persons" など)を表す時と、「人間の体」 を表すなどがほとんどです。

 

慣習的に使われる表現をもう一つ挙げると、"in town ( in the townや in my town)" があります。普通は冠詞が入りません。また、必ずしも都市よりも小さい町を指すのではなく、"city" を指すこともあります。「自分の住んでいる場所」として示されます。

 

最後に、"my cup of tea" という表現を聞いたことありますか?どちらかというとイギリス英語の表現で、イギリスで頻繁に使われます。

これは「私の好み」という意味です。

イギリスでは、紅茶は昔から欠かせない飲み物です。そこから生じた言い回しです。

 

"He is not my cup of tea.":「彼は私の好みじゃないわ!」のように使います。