IELTS IDPと英検【2つの運営団体の違い】

IELTS IDP などの2つの運営団体の違い

IELTS (International English Language Testing System)は、海外大学への進学や留学などで活用されるテストの一つで、世界各地で毎年350万人を超える人達が受験する英語資格試験です。国際的な認知度も高いため、日本でも受験者は増加の一途を辿っています。IELTSの詳しい概要などは、当校の「IELTSとは」の記事も参照ください。

IELTSテストを受験する際に、検索結果にいくつか受験できる団体が候補として挙がってきますが、当校の受講生様からも「何が違うのか?」「どこの運営団体を利用すべきか?」というご質問にお答えいたします。IELTS受験ができる2つの運営団体と試験会場など、ここでは受験のイロハをお伝えします!

① 日本英語検定協会 (英検)

日本英語検定協会は皆さんにも聞き馴染みがある実用英語技能検定試験(英検)をはじめ、IELTSを含む数多くの英語テストを提供しており、IELTSの受験者、試験会場が最も多い団体です。

公益財団法人 日本英語検定協会とイギリスの公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシル(BRITISH COUNCIL)がIELTSを共同運営し、日本における英語能力判定試験環境の大幅な向上を目指しています。
【英検協会主催 IELTSペーパー形式の試験を開催している主要都市】
札幌、仙台、東京、横浜/川崎、長野/松本、静岡、金沢、名古屋、大阪、京都、神戸、岡山、広島、福岡、熊本

★各主要都市でほぼ毎週テストが開催されていることが特徴で、基本的には筆記テストとスピーキングテストは同日に実施。ただし日程によっては2日間になることもあり、その場合は筆記テストの翌日にスピーキングテストの実施となります。お申し込み時に1DAYか2DAYか確認をしましょう。

英検団体のIELTSのテストスケジュールと登録についてはこちら:URL: https://www.eiken.or.jp/ielts/schedule/

【英検協会主催 IELTSコンピューター (CD)形式の試験を開催している主要都市】

東京、大阪、名古屋の会場のみ 

★限定的なエリアでの開催のため、開催エリア近くに住んでいる方にお勧めです。
試験日程も多く、結果の公開も試験後3~5日後ととても早いのが特徴です。

英検主催 IELTSコンピュータ形式の申し込み、その他詳細はこちら URL: https://www.eiken.or.jp/ielts/cdielts/

【英検協会主催 IELTS受験料金とお申込み】

英検のウェブサイトからインターネットで申し込みが可能です。ステップに従って申し込みができます。お支払いに必要なクレジットカード、パスポートのカラーコピーが必要ですので手元に準備しておく必要があります。初めての方はIELTSのIDを取得することが求められます。IELTSのIDをすでに取得済みの方はそのまま申し込みに移ることができます。

■ ペーパーテスト/コンピューター(CD)テスト: 25,380円 (税込み) 

■ ペーパーテストのお申込みは、試験5日前のお昼12時(正午)まで

※筆記テスト5日前が土日・祝日に当たる場合は前営業日が申し込み締め切りになります。
※お支払い方法により、申し込み締切日が異なるので要注意。

■ ペーパーテストの受験登録などに関する注意事項は、こちらから。

■ コンピューター(CD)テストのお申込みは、試験3日前の午前9時まで

■ コンピューターテストの受験登録などに関する注意事項は、こちらから。

② IDP Education (IDP)

IDP Educationは国際教育サービス分野における世界的なリーダーであり、IELTSの共同所有者としてIELTSテストの運営・実施、海外留学サポートや語学学校の運営などを幅広く行っている機関です。2016年に日本では一般財団法人日本スタディ・アブロード・ファンデーション(JSAF)とパートナーシップを組み、試験の実施を開始しました。

【IDP主催 IELTSペーパー形式の試験を開催している主要都市】

札幌、仙台、東京、横浜、静岡、名古屋、大阪、京都、神戸、岡山、北九州、福岡、那覇

★IDPは提携機関や学校などで受験が開催されていることが多いのが特徴です。またパソコンや携帯電話で試験日などを探すとき、一度に6都市しか表示されないため他の都市を見落としがちになるので要注意。上記記載の都市でも、提供を一時中止している都市などもあるので、随時確認の上適切な都市でお申込みをしましょう。

【IDP主催 IELTSコンピューター (CD)形式の試験を開催している主要都市】

東京、大阪、京都

★英検主催のコンピューター(CD)形式と同様、結果の公開も試験後3~5日後ととても早い。

試験日と会場の情報はこちらから

【IDP主催 IELTS受験料金とお申込み】

IDPも同様にIDPのウェブサイトからインターネットでお申し込みが可能です。
英検の登録ステップと同様にパスポートのコピーと各種クレジットカードをお手元に準備しておいてください。

■ ペーパーテスト: 25,380円 (税込み)
■ コンピューター(CD)テスト: 26,400円 (税込み)

テストセンターにより、申請締切日、申請・お支払い方法、キャンセルなどが異なります。
各テストセンターの予約画面をしっかりご確認の上、お申込みをお願い致します。

IDPのお申込み方法に関しては、こちらから。

最後に

IELTS試験は大きく2つの運営団体により提供され、開催地も運営団体により異なっています。ご自身のお住まいの地域やペーパーもしくはコンピューター形式のどちらが良いか、などによって場所を選びましょう。

 またテスト当日の注意事項などは、「IELTS試験直前対策と試験当日の注意事項」記事でも紹介しているので、初めてIELTSを受験する方は試験前に見て置くといいでしょう。 なお今後受験料などの改定も予告なく入ることがあるので、各自お申込み時に確認しましょう。  

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Metropolitan Academy of English

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