IELTS スピーキング┃スコアアップ対策 ~その2~

IELTSスピーキングのコツ9

 

IELTS スピーキング┃スコアアップ対策 9
トピック別単語を習得する

 

IELTSスピーキングでスコアアップするには、IELTSのライティングでも求められる「トピック別単語」の習得が必須です。パート2とパート3でとても役に立ちます。IELTS スピーキングで頻繁に出るテーマには

  •   Music
  •   Environment
  •   Communication
  •   Art
  •   Education
  •   Shopping
  •   Sports
  •   Space 
  •   Transportation 

などがあります。

 

【パート2 サンプル】~Music~

 

Describe a song you like to listen to

 

You should say

• What the piece of music is called

• How long you have liked it

• When you like to listen to it

And say why you like it so much.

 

ここでは、music のジャンルに関する単語、"classical", "rock", "reggae", "blues", "psychedelic (60’s代-70’s初期の音楽)" などは絶対に押さえておきましょう。例えば「本」について聞かれてもジャンルは外せません。(基本となるジャンルは必ず覚えてください)


※本のジャンル; mystery novel, magazine, Gossip, fiction, non-fiction, Science fiction, Romance, Action, Adventure など

 

音楽で言えば、その他にも "musical instrument", "catchy tune", "lyrics", "live music", "smash hit" なども覚えるといいでしょう。

 

特にパート3では、踏み込んだ内容の質問をされることがあります。例を挙げながら詳細を話すことが求められる時に、言葉を知っているか知らないのかによってスコアが変わってきます。そして、知ってはいても使えなければ意味がありませんので、使える単語を増やすことです。

スピーキングの練習をする際に、単語が自然と出てくるまで何度も練習しましょう。

 

しかし、本番でどうしても思い出せなくなってしまう可能性もあります。そんな場合は、ちゃんとそれを伝えることが大切です。

"Well, the word I want to describe it has just slipped my mind. (度忘れする), anyway, the tool to make musical sounds (musical instrument)..." と表現を変えて説明すればその場を切り抜けることができます。

 

IELTS スピーキング対策として、ライティングと同様に重要となってくる Topic-specific words。

これをジャンル別に覚えて、自然に使えるように練習し、スピーキングのスコアアップを目指しましょう!!

 

下記は当校で使っているIELTSスピーキングのトピック別単語のサンプルです。

 

Living (生活)-specific words

Living  example of sentence(例文)
cost of living -生活費 The cost of living is fairly reasonable. 
pace of life -生活のペース There is a fairly slow pace of life where I come from. 
the rat race ー激しい出世競争 I moved out to avoid the rat race. 

atmosphere   ー雰囲気

It's got a really relaxed atmosphere. 
pollution -汚染、公害 The air quality is terrible because of the pollution. 
overcrowding   ー過密 Like most places, it suffers from overcrowding. 
amenities -(快適な)施設、設備、装備 One of the best points is that it has excellent amenities.
poverty -貧困 You can see poverty everywhere. 
sense of community  -地域社会意識 What I enjoy most is the sense of community there. 

Area (地域)-specific words 

Area  example of sentence(例文)
residential area -住宅地 We live in a residential area on the outskirts of the city. 
housing estate -住宅街 There is a shortage of accommodation so they are building some new housing estates. 
industrial zone ー工業地帯 Fortunately, the industrial zones are outside the city limits so the pollution isn't too bad. 

suburbs   ー郊外

Most people choose to live in the suburbs as it is much quieter there. 
outskirts -外れ Most of the superstores are some way from the city centre on the outskirts of the city. 
inner city  ー都心近接地域 It is a quite safe place but some of the inner-city areas can be dangerous late at night.  
heart of the city -都心 I suppose the heart of the city is the main square in the city centre. 

neighbourhood -近所、近隣、地域

You can see poverty everywhere. 
affluent -裕福な The neighbourhood I live in is quite affluent. 

Transport(交通) -specific words

Transport example of sentence(例文)
congestion -渋滞 Where I come from, the congestion is terrible. 
traffic jams -交通渋滞 Like most places, we get traffic jams in the rush hour. 
bus route ーバスの路線 Fortunately, I live near a convenient bus route. 

underground/subway system   ー地下鉄

There are a lot of means of transport; even an underground system. 
commute -通勤する Some people choose to live in the country and commute in to work. 
carpool  ー自動車[マイカー]の相乗り(通勤)をする Carpooling is the sharing of car journeys so that more than one person travels in a car.
rapid transit -都市圏における高速鉄道 The Toronto subway is a rapid transit system serving Toronto, Ontario, Canada.

bike lanes -自転車専用道路

Support for building more bike lanes.
coach  -長距離バス Book a coach journey to London from various destinations around the UK.

IELTS スピーキング┃スコアアップ対策 10
ボイスレコーダーを活用してIELTSスピーキングに役立てる!

 

IELTSの実際のスピーキングテストでもボイスレコーダーで会話内容が録音されますが、ぜひ自分で学習する時にも取り入れてほしいと思います。なかなか自分の声や、スピードなどを認識することは少ないと思いますが、ボイスレコーダーを使用することで、自分のアクセントや発音、スピードなどの特徴がわかり、調整することができます。

 

当校でも、スピーキングの練習には必ずボイスレコーダーを利用してスピーチを録音します。実際に行うと、「あー」や「えー」などが入りすぎてしまって全体として聞きにくかったり、沈黙が長すぎたりすることに初めて気付かれる生徒様がほとんどです。気付かなければ直しようがありません。まずは、自分のスピーチを聞いて、改善点を見つけましょう。自分が意識して、「なおしたい!」と思わない限りは、絶対にスピーキングの癖はなおりません。

 

また、ボイスレコーダーに録音されていると思うと緊張感が出ます。そのような環境で練習することが実践にも役立ちます。

IELTSの試験の時は試験官がボイスレコーダーで会話を録音しますので、録音されていることに慣れる意味でもとてもいい練習になります。

 

これと併用して、鏡の前で練習することを取り入れることもおススメします。これも同じように、緊張感が出て非常に役に立ちます。鏡の前では自分の目を見て話す練習、ボディーランゲージを活用することに努めましょう。

 

また性能のいいボイスレコーダーを買う必要はありません。

アプリでも十分性能がいいですし、無料でダウンロードもできます。

 

大事なことは、録音された自分のスピーチを聞いて、英語の発音、スピード、癖を認識すること。アクセントが強い人はゆっくり話すことを心掛け、発音が曖昧な方は正しい発音を習得することに焦点を当てるなど、必ず改善点を見つけることです。そして何回も録音して練習し、聞き取りやすくなっているかを確認します。

 

 

IELTS スピーキング┃スコアアップ対策 11 

IELTS スピーキングに役立てる ~ 毎日「口語日記」をつぶやく(英語で話すことに慣れるため英語で考える時間を設ける)

 

日本にいると「英語を話す機会がまったくない!」、もしくはとても少ないために、「スピーキングが上達しない!」と思う人は多いと思います。IELTSスピーキングでは、様々な質問に対して自分の意見を言わなければならないため、常に英語で話せる状態にしておくことが大切です。日頃から物事を英語で考え、そしてつぶやく練習を取り入れて、自分の考えをスムーズに表現できるようにしましょう。これはメンタルトレーニングのひとつになると思います。

 

例えば、数を数えるときには、

"One, two, three..." と数えるように心がけましょう。声に出すと周りの人に不思議に思われてしまうので、心の中でつぶやくこと。

何かふっと心に浮かんだことや思ったことを、心の中で英語で表現しようと試みてください。それでどのように言うのかわからなかったことは後で調べてみる。この繰り返しで英語の表現力を身につけます。

 

「そんな時間がない!」という人は一日に一回、英語で考える時間を作る「口語日記」を試してください。口語日記ですので書くわけではなく、寝る前などに今日起こった出来事を英語で、話し言葉で表現してみます。

 

例えば、

“I have a great day today. The weather was nice. It was a bit hot, but I didn’t mind. Well, after work, I met up with my friend, and went shopping at the department store for an hour or so, and we headed to a new restaurant for dinner. The restaurant serves xxxxxx, we ordered xxxx. ”

など。

 

どのように表現したらいいのか分からない時は、必ず調べて新しい表現を身につけること。⇦これすごく大事です。

 

例えば、"I ordered 焼き鯖." ➡「焼き鯖」って英語でなんて言うの?➡ "grilled mackerel" が調べられる。

このように、語彙を増やすことができます。これを日々続けることで日本にいても自分自身で英語を使う機会を作り、英語で考えることで英語脳が鍛えられます。

 

最初は慣れていないため難しく感じますが、慣れてくると苦痛ではなくなります。たとえ先に日本語で考えてしまっても、日本語で考えた後にそれを英語に変えてみる、ということをしても効果はあります。最初は時間がかかるので、「英語で考える」のに疲れることもあります。けれども英語で考えることができなければ、アウトプットすることもできません。

 

「私も、試していました」

 

いずれは日本語で考えた事をすべて英語で表現することができるようになります。そうすればもう、IELTS/TOEFLの試験対策をして頻出課題さえこなしていけば、スコアアップは確実です。英語で自分の言いたいことが言えるようになるにはそれを試していくことが何よりも大事です。間違えを恐れず、間違いを繰り返して適切に言える言い方を覚えていくことが一番です。

 

どうしても英語で話す機会が少ない人は「心の中で英語でつぶやく」努力が実を結びます。

 

 

IELTS スピーキング┃スコアアップ対策 12
IELTSスピーキングでの自然で効果的な話し方

IELTSスピーキング 話の発展

 

IELTSスピーキングでは、大きなこと(大まかな事)から小さい事柄(詳細)について順序よく話していくことが、分かりやすい自然なストーリー展開に導きます。(これは普通の会話全般に言えることです)「漏斗(じょうご)」を思い出してください。

聞かれたことに対していきなり詳細な説明から始める方がいらっしゃいますが、唐突すぎて全体像が見えなくなってしまいます。

 

例えば、好きな本について聞かれたら、

まず、自分の好きな本のジャンルを言い、➾ 作家の名前、➾ そして代表作などの順に話します。

 

I like many kinds of music. I like 60s, 70s, rocks, classical, pop and many others. I particularly like a musician, “Tom Petty”, who died a couple of years ago unfortunately, he created beautiful songs which I can connect to. I like a song called “Learning to Fly”. ……

 

 

スピーキングの注意点(パート1からパート3)

⦿一番避けたい事は、あちこちに話題が飛んでしまう。(言い直しが多いということにつながります)

内容に一貫性(coherence)がないと判断されます。ひとつのトピックについて順を追って話すことが大事。

『いつ、どこで、誰が、何をして、どうなったのか』もしくは、「昔から今」など時系列(chronological order) で話を展開しましょう。

 

⦿結局、同じことを言ってしまう

例)

I would like to talk about a graduation party at high school. When I graduated from high school, there was a party for graduation, so I am going to talk about it. 

 

対処法として、まず最初に概要(定義)を述べるようにします。これは全てのトピックに共通して使えます。

"graduation party" とは一体何なのか?

ー graduation party is that all students of the same grade attend the event to celebrate their graduation.

 

そして次に、自分の思いや感情を述べると効果的!!特に自分の思いを伝える事でよりパーソナルな回答になり、「一般的で、無難な答え」とは異なるとして試験官に印象付けることができます。グループ社会が強調される日本では、自分の意見や思いを真っ先に話していくことに抵抗を感じるかもしれませんが、別社会では、individual な考えを持つことが大事とされています。自分の思いを他人に伝えて、自分を分かってもらうことが大切です。

 

ー I absolutely enjoy having been there (理由)because school allowed us to wear our favorite costume and I dressed in a Gothic style. My friends also wore a strange costume.  

 

⦿英語を話しているはずが、日本語の間投詞である「あれ」「何だろう」等を度々使ってしまう

癖になっている方が多いと思いますが、間投詞は英語でいう、"well", "I mean"に変えてみてください。

そしてスピーキングの練習の際には、ネイティブスピーカーの画像に向かって話す練習を行います。

 話かけている相手が日本人ではない、という視覚的かつ意識的に知覚することで直っていきます。

 

 

⦿文の終わりなのに、語尾のイントネーションが上がってしまう

試験官に終わりを告げるためにも、必ず文末を下げて終わらせてください。語尾を上げて終わる癖を持っている方がたくさんいらっしゃいます。この場合、試験官は話が終わったとは思わず、終わりを待ってしまうことがあるので、普段から下げる練習をしましょう。

 

⦿イントネーションがフラット

話される文に抑揚がないと、聞き取りづらいので、試験官にとっては悩みの種とも言えます。

例えば、インド人の英語が聞き取りづらいと言われる最大の理由はフラットなイントネーションであると言われています。

この場合は、英語の記事を音読する(抑揚に気を付けて)ことで改善できます。音読することは、英語のリズムや文の構造などを覚えるのにも役立つので日々の練習に加えてください。ニュースキャスターになった気分で話すとより効果的です。

 

⦿機械的(メカニカル)になってしまう

答えを暗記してしまっているため、答えが機械的に聞こえるのは問題です。これだとせっかくいい答えでも、高い点数が取れないと言われます。機械的に聞こえないように、一度覚えたフレーズを違う表現を使って言い換える努力をしてみてください。そうすることで、自分の言葉で考えて話しているように聞こえます。

 

⦿話の締めくくり方が分からない( "and" でダラダラ続けてしまう場合)

質問で尋ねられている事に必ず戻ってくる!!と意識してください。

例えば、"what concerns about education are there in Japan?" への回答の手順は;

 

  1. まず、質問に答える

          ⇓

  2. その理由(2つあるとベター、パート3では必ず2つ挙げてください)

          ⇓

  3. "That is my concern about education in Japan" 「これが私の心配していることです」で終わらせる。

   このように終わらせることで試験官は間違いなく「終わり」だと認識します。

 

 

例2:Do you think the traditional classroom will disappear in the future?

 

I don't think it will disappear, but it might become less common. I think more people will study independently, using different technologies rather than sitting in a classroom. Maybe students will attend a lesson just once a week, and spend the rest of their time following online courses or watching video lessons. So, I think the traditional classroom will not disappear in the future.

 

 

まとめ:

英語での話の展開は、順序良く、大きなことから小さなことへ話を発展させます。 スピーキングの際に起こしがちな間違いや注意点を抑えて、ただ練習するのではなく、戦略的にIELTSスピーキングに取り組みましょう。

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